貴族制度理論〜新たなる貴族制度創設を提唱してみる〜

日本において、華族制度の復活ではなく、栄典制度として「爵位」を与えることを目的とした 新たな貴族制度(制度の呼称としては、例えば、文化的貴族制度・貴族制度・新貴族制度・貴族爵位制度・栄典爵位授与制度等が望ましいと思います)を創る場合、普通ならば、貴族爵位は「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」の5つの爵位ですが、これに準貴族爵位である「准男爵・士爵」を加えて7爵位を、「(広義の)貴族」とします。

広義では「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵・准男爵・士爵」は「貴族」ですが、狭義では「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」は、「(狭義の)貴族又は正貴族」となり、「准男爵・士爵」は、「(狭義の)準貴族」となります。

爵位を持った貴族への敬称は、「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵・准男爵・士爵」の7爵位とも「氏名+卿」で統一することを提唱します。男爵以上へは「~爵閣下」と任意で呼ぶことができます。

新たなる日本における貴族爵位
(広義の)
貴族
(狭義の)
貴族、正貴族
(狭義の)
準貴族
公爵
侯爵
伯爵
子爵
男爵
准男爵
士爵
duke
marquis
count
viscount
baron
baronet
knight
~卿

世襲について

憲法上の制約のため、法的な世襲つまり、国家は爵位を与えた者の子供に爵位を与えることも認めることもありません。

しかし、親が自由に自分と同じ爵位か1つ下以下の爵位を名乗らせることは自由です。自由な権利としての家族的な爵位の世襲は可能です。子供が爵位を名乗るだけの価値がある人物ならば、法的に貴族ではなくても、社会的に貴族として認められることでしょう。

特権について

憲法で特権が禁止されているだけでなく、文化的貴族制度は特権階級をつくることを目的としないため、貴族は特権を有することはできません。特権階級の創設ではなく、あくまでも貴族としてふさわしい人物に「爵位」を与えることを目的としています。

憲法14条第2項、 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。

ただし、これは削除する必要があります。 何故ならばこの第2項があっても、憲法では「爵位」を否定していないため爵位授与を目的とした文化的貴族制度の成立は理論上可能ですが、やはりこの第2項は障害であることは変わりなく、また第2項がなくても、憲法の平等主義・特権階級の禁止・世襲の禁止の精神は維持できます。第2項「華族その他の貴族の制度は、これを認めない。」は全く意味のない、理論的に無駄な項目です。憲法改正の際に第2項は廃止すべきです。アメリカが勝手に作った憲法なので、この第2項を日本人は支持すべきではありません。あえて第2項を残すなら、「華族制度は、これを認めない」にすべきであり、「その他の貴族の制度は」を憲法で書くべきではありません。
ちなみに、「爵位」=憲法違反ではありません。

”嫉妬・憎悪”の対象から、”憧れ・尊敬”の対象へ

近年貴族が好きという人が増えつつありますが、やはり貴族というのは大部分の人にとって嫉妬と憎悪の対象になっております。大部分の人が貴族に対しては否定的なのです。貴族は人民から搾取し贅沢で楽して威張っているというイメージだけがあり、民主主義の敵とみなされています。しかし、貴族というのは時代とともに変わってきています。現在の貴族というのは、決してそのようなマイナスイメージはないのです。ヨーロッパ貴族のノーブレス・オブリージュの精神と高貴かつ上品な振る舞いと高い教養に習い、憧れと尊敬をもって貴族を見ていくべきでしょう。自分もいつかは貴族(のように)になりたいという夢をもつことは重要です。その夢は決してただの夢ではなく、全ての国民が貴族になれる可能性があるというのが「文化的貴族制度(仮)」です。貴族を好意的に見ることで己の精神を高揚することができます。

貴族を好意的に見る

貴族が好きだ、貴族が必要だという人が若い人を中心に少しずつ増えてきていると思われますが、貴族を好意的・肯定的にみる観点は基本的に2つあると考えます。

男性的な観点

貴族は、人の上に立ち強い責任感を持って社会を引っ張っていくリーダーである。

女性的な観点

貴族は、豪華絢爛な雰囲気のあるロココなどのインテリアを好み優雅な生活をしている。

貴族は、その両方の良い性質を有する必要があります。

文化的貴族制度

文化的貴族制度という名称はあくまでも仮であり、新貴族制度等でも良いと考えます。文化的貴族制度とは、文化的・社会的等に価値のある人物を評価し、栄典として爵位を授与することを目的とした制度であることを示し、爵位を与えられた貴族は決してマイナスイメージの貴族ではなく、良いプラスイメージであることが当然のことながら求められます。新たな貴族は特権がなく、この日本という民主主義国家を良い方向へもっていく重要かつ価値のある人物です。

日本でこの制度の創設が必要であると、主張します。