WAKO’S FUEL1(フューエルワン)2回使用後の洗浄効果を確認してみました

少し前にワコーズのフューエルワンについて記事を書きましたが、たしかに1タンク使用でも少しエンジンの回りが軽くなったような、アイドリングがより安定したような体感的効果を感じました。

そこで、ここはひとつワコーズが勧めている2回連続での使用をしてみようと、再びガソリン満タンにしてフューエルワンを投入して走ってみることにしました。これで距離にして合計約1000kmほど走ったことになります。 さらに今回は「フューエルワンに本当にカーボン除去効果があるのか?」を簡単な方法で検証してみました。

2タンクぶん走行後の体感的な変化

再びタンクがほぼ空になるまで走りましたが、さすがに1回目よりはあまり、いや、ほとんど体感的な変化は感じ取れませんね。世間では2回目のほうが効果が感じ取れたという方も多いようですが、私の場合は1回目のほうが効果が感じ取れました。まぁ、私の車の場合まだエンジンオーバーホールからそれほど距離走ってないですからね。多走行車(過走行車)の場合は2本目、3本目のほうが効果が感じられるのかもしれません。

↑ワコーズのフューエルワンの広告。もちろんこれは「メーカーの言い分」なので鵜呑みにはできませんが、フューエルワンの2回連続使用がデポジット(堆積物)除去に有効であるということを示しています。

実際に燃焼室のカーボンが除去されているのかを点火プラグで確認してみました

とりあえず、本当にフューエルワンにカーボン除去効果があるのかを確かめるため、新たにガソリンを満タンにする前に1番シリンダーのみスパークプラグを外してみてカーボンのつき方を以前使用していた使用済みプラグと比較してみることにしました。 プラグのネジ部先端面は燃焼室壁の一部になっているわけですから、ここを見れば燃焼室全体の状態もだいたい想像がつきますので。

これはオイルフィラーキャップの裏側を見ればエンジン内の汚れ具合が想像できるのと同じ理屈です。

注)なお、以下のスパークプラグの写真は、すべてエンジンから外したあとに軽くCRCクリーナーキャブを吹いて表層の粗い汚れを軽く洗い落とした状態のものです。 なぜかと言うと、さすがにエンジンから外した直後では双方ともにカーボンで真っ黒なため見分けがつきにくかったためです。

本当はエンジンコンディショナーを使えばカーボンなんて一発で取れてしまいますが、カーボンをすべて落としては比較にならないので、あえて効き目の弱いクリーナーキャブを使い「表層の浅いスス汚れだけを」落としたわけです。

↑これはフューエルワン未使用で10000km使用したデンソーIXU01-27プラグ。 電極の先端はきちんと白っぽくなっていますが、その周囲はさすがにカーボンが堆積していて真っ黒です。 これはさすがにクリーナーキャブを吹いたくらいではとても落ちません。さらにナイロンブラシで軽く擦ってみましたが、それでも写真の状態です。 ですが、これだけカーボンが堆積していてもとくにエンジンの不調とかはありませんでした。強いて言えば若干、アイドリングが振れる程度ですね。

↑それに対してこちらはフューエルワンを2タンク使用後の同じくIXU01-27プラグ。 交換してから5000km以上走っていますが、こちらは軽くクリーナーキャブを吹いただけで地金が見えるほど簡単にカーボンが落ちました。 どうですか?明らかにカーボンのつき方が少ないのがわかりますね。本当ならフューエルワン使用前にも写真を撮っておけばより正確な比較ができたのでしょうけど、私のJA22ジムニーのチューンドK6Aエンジンは全開時の空燃比が濃いため、1000kmも走らないうちに真っ黒になることがわかっていますので、5000kmも走ればけっこうカーボンが堆積します。 それなのにクリーナーキャブを一発吹いただけでプラグについたカーボンがところどころ取れかけているということは、やはりフューエルワンはカーボン除去の効果、というかカーボンがつきにくくなる効果があるものだということが言えると思います。

↑こうして2本のプラグを並べて比べてみるとよくわかりますね。 左がフューエルワン未使用のプラグ、右がフューエルワンを2タンクぶん使用したプラグです。 このようにフューエルワンは穏やかな作用ながらも確実に燃焼室内のカーボン汚れを除去してくれるようです。もちろん「完全にカーボンを除去する」というのは無理ですので、定期的な使用により「ある一定以上のカーボンの堆積を防止する」あるいは「カーボンをつきにくくする」予防的ケミカルだというふうに考えたほうがいいかと思います。

ネットでよく見る「ガソリンの劣化改善効果」については私はあまり興味ありません

↑フューエルワンの効果を立証する動画で有名なものに「古くなって劣化し粘度が増してワニス化したガソリンにフューエルワンを入れるとサラサラのガソリンに戻る」というのがありますが、正直、この効果については私は単なるパフォーマンスだと考えておりあまり期待していません。 なにせ毎日とは言わないまでも1週間以上車に乗らないことはまずありませんし、月に1度はガソリン入れますからね。 やはり、私がフューエルワンに求めるものはなんといっても「燃焼室内に堆積した燃焼カーボンの除去効果と燃料系統のクリーニング効果」ですね。

まとめ

フューエルワンはPEA(ポリエーテルアミン)濃度が50%ということで、PEA100%の他のGA-01やHKS DDRよりカーボン除去効果があまり期待できないと思っていましたが、今回の2タンク連続使用で充分な効果があることを確認できました。これなら30000kmから50000kmサイクルで使用すれば、私のエンジンのような空燃比の濃いセッティングのターボエンジンでも良好なコンディションを維持できるのではないかと思います。

なお、直噴エンジンではポート噴射のエンジンよりカーボンが多く発生し、インジェクターも汚れやすいのでもっと短いサイクルでの使用が望ましいでしょう。また、EGRつきのエンジンもインジェクターや吸気バルブが汚れやすいので、同じく短いサイクルでの使用が望ましいでしょう。(K6AエンジンはEGRはついていません)

ワコーズのフューエルワンは「劇的な効果はないものの、この類のカーボン洗浄剤としてはエンジンに優しい」ので安心して使用できる個人的にはオススメのケミカルです!

<関連リンク> →燃料添加剤ワコーズ フューエルワンを使用してみました

なお、以前にも書きましたがフューエルワンをはじめ、この手のカーボン除去ケミカルを使ったあとはエンジンオイルが除去されたカーボンで汚れるので、なるべく早めにエンジンオイルの交換とオイルフィルターの交換をしましょう。